断捨離
いつかは失われるものに対して固執するのは悲しいことだ。
物に固執するのが悲しいなんて、思っていなかったけど、
空白を埋めるように集めた物ものはやっぱり、
埋めるためだけだったのだろうと思う。
入りきらなくて、
ぱんぱんになって、
重くて、
身動きが取れなくて。
身軽でありたい。
いつか失われるもの。
いつか失う私。
いつか失うあなた。
いつか失うから、大切にしようとおもう。
椿の花
椿の花は、
花弁が散るというより、
花ごとぼろっと落ちる。
額からはずれて、そのまんまの形で。
潔く、だけど、やっぱり悲しい。
■
好きでいないと、誰も好きになってくれないんじゃないかって、思っちゃう。
そうじゃないと関係は成り立たない気がしちゃう。
下心満載の好きなんだ。
共有
あなたと共有しすぎるのが怖い。
何かを通し、何かを見るたび、
世界は色を変える。
貴方の色、私の色。
かぶるほど、世界は美しい。
あなたをうしなったいろなど
考えたくはない。
それでも私はまだ、恋心におぼれているので、
ひとりになった世界のことを
くすくす、わらったように見ている。
その先の不安も、含めて。
やきもち
ってまだ妬けるものだ。
まだまだ子供の証拠。
毎日が、消えていきませんように。
不幸探しはいやなの。